目標

2日、高麗大との定期戦。4戦ぶりに9番スタメン出場したのが4年生・SH貝塚陸選手。

「久々のスタメンだったので、今日はアピールしようと気合が入っていました。
ディフェンスのところで新しい動きがあって、ハードワークしようと思っていました。」

古庄史和コーチと確認したというスペーシングとポイント裏のディフェンス、
高麗大のFW選手が近場を抜け出してきたところをきっちりと仕留めます。

「求められているディフェンスの立ち位置にいる為には、ポイントに早く寄る事が
求められます。今日はアピールできたと思います。」

前半8分には密集サイドのディフェンスのスキを見逃さず、自ら突破。冷静にコースを
見極めて相手9番、15番を順にかわして独走トライ、走力も見せ付けて攻守に渡る活躍で
快勝に貢献します。

「ディフェンスと仕掛けるところは良かったと思います。ただテンポは…あまり継続
できなかったのが反省です。今日も軽いプレーがありましたし、途中でバテてしまった
ので、出来は70点…いえ、65点ですね…。」

本郷高校からワセダへ。進学時は他の大学も考えていたものの最後決め手となったのは
兄・隼一郎選手(2015年度岡田組、2016年度桑野組)の存在。アカクロで活躍する兄の
姿を見て、自分もアカクロが着たいと上井草へ。

「兄は毎試合心配してくれていて、応援のメッセージをくれます。今は就職活動の相談
にも乗ってもらっています。」

昨年度シーズンは成蹊大戦で対抗戦デビューを飾るものののこの時はセカンドジャージ。
春のアカクロは経験済も、未経験の対抗戦でのアカクロに強い拘りを見せます。

「秋の対抗戦は、春以上に勝ちに貪欲になるので(アカクロジャージの)重みが違うと
思います。1年目は凄い先輩達ばかりで、アカクロは遠かったですけど、2年目、3年目と
一つずつ積み上げてきました。アピールしまくって絶対にアカクロを着たいと思います。」

目標とする兄と同じ、アカクロジャージで対抗戦の舞台に上がるため、貝塚陸選手の
挑戦が続きます。【鳥越裕貴】



前半、ラックからボールを捌くSH貝塚陸選手。この日はディフェンスの立ち位置で、FW
とのコミュニケーションを強く意識。「ハーフは指示が必要となるポジション。4年生が
入ることによってもっとチームを動かせると思っています。」

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