兼備

15日、東日本大学セブンズ。この日3トライ、先日のYC&ACセブンズとあわせて7人制シリーズで
合計6トライと活躍したのが2年生・丸尾崇真選手。

「ポゼッションを多くというところで、我慢するところは我慢したのですけど、行ける時は行っていいよと
言われていました。スペースがあったら結構いい感じで走れたと思いますが、本番は15人制なので、
セブンズのランをどう15人制に生かすかというところをまた練習からやっていけたらと思います。」

自身のプレーはあまり覚えていないと苦笑いするものの、この日の3トライのうちベストトライは準決勝の
ライバル明治大戦。後半2分、左サイドでボールを受けると内側に切り込んでディフェンスを突破します。

「あれは良かったかなと思います。相手のギャップというかちょっとした間…相手2人の間に行くの
ですけど、そのどちらもが『自分(のディフェンスゾーン)じゃないかな』と思うところを行けた。」

昔から狙っているという絶妙のコース取りで抜け出すと、一気の加速で独走トライをあげます。

「実は元から足は速いんです(笑)。去年はちょっと(体が)重かったのですけど、それに慣れてきました。」

ルーキーイヤーの昨年度は大学で戦う体作りの為、ひたすら体重を増やしましたが今年度の拘りは
その中身。

「1年春に結構増えて、その時は脂肪とかも多かったのですけど、そこから絞れていい感じです。
体重は減ってないし、筋肉が増えている感じですね。」

現在98キロ…「もう1キロくらいは増やしたい」と筋力トレーニングでは体幹に拘り、食生活も改善。特に
この2、3ヶ月は炭水化物の量を減らして、たんぱく質を多めに…と強くて走れる体を追求します。

昨シーズンは対抗戦序盤戦こそAチームで出場するものの、早慶戦・早明戦、大学選手権はメンバー入り
できず。同期の久保優選手、下川甲嗣選手、古賀由教選手の活躍をスタンドから見つめます。

「悔しかったですね…。悔しいし、なんか認めたくないというのも。自分の力が足りないのも分かって
いましたけど、心がなんていうんですかね…モヤモヤとした感じでした。」

今シーズンは7人制から猛アピール、勢いそのままに次週から本格化する15人制の春シーズンでの
アカクロ定着を目指します。

「8番を狙ってますけど、出させてもらったらどこでも頑張るのは変わらないです。」

部内でライバル視する選手を聞くと、即座に返ってきた名前は勿論、昨年度のナンバーエイト。

「やっぱり下川甲嗣。去年1年間負けたので。めっちゃ仲良いのですけど、その分負けたくないなと
そういう気持ちもあります。いい目標でもあるし、超えるべき人。」

2年目を迎える今シーズン、パワーと走力を兼ね備えたバックローがポジション争いを熱くします。
【鳥越裕貴】



7人制シリーズで大外の切り札として活躍した丸尾崇真選手。2年目のアピールポイントについて
「アタックという芯は変わらずにそこからディフェンスの部分、動き続けるところで去年と違うところを
見せていきたい。」

inserted by FC2 system