課題

24日、夏合宿最終戦は東海大戦。開始からスクラムで劣勢となり防御の時間が続くと、
その後もアタックの精度の差を見せ付けられて、5-52で完敗。試合途中から修正した
ものの序盤のスクラムについて、FWの主力選手は反省の言葉を並べます。

「最初はこちらの組みたいスクラムと東海さんの組みたいスクラムが合っていなくて、
バインドの駆け引きのところで相手の方が巧かったかなと。途中で改善して組みやすく
なったのですけど、まだまだ日本トップの大学チームには通用しないということが
わかったので、これから修正していきます。」(PR鶴川達彦選手)

「帝京さん、東海さんと強い相手に対して何もできない…むしろペナルティを取られて
しまう場面も多かった。そこで(力を)出せなかったら意味がないので、イチから
やり直さないといけないです。良くはなっているのですけど、その(良い)何本かを
一本目にフォーカスあてて出せないと意味がないと思うので、詰め直します。」
(FL加藤広人主将)

それでも7月に上井草で組み込み、春スクラムで苦戦した大東文化大に16日の練習試合
で組み勝つと、この日も試合途中から東海大と互角に渡り合うなど改善の兆しも。

「まだまだ全然ダメなんですけど、春はもっとドミネート(支配)されていて、
球出しも全然どうしようもない状況だったのですけど、そこは多少は成長している
かなと…。8人でしっかり押す意識というのは春より全然上がっていると思います。」
(PR鶴川達彦選手)

菅平合宿前の網走の一次合宿ではラグビーの基礎となる部分とフィットネスの両面を
追い求める厳しい期間に。初めて網走合宿を経験したルーキーNO.8丸尾崇真選手が
振り返ります。

「ハイの日…『Hの日』というのがあるのですけど、その日がキツかったですね。
ラグビーして走って、ラグビーして走って…という感じで。そこでやってきた
タックルだったり、ブレイクダウンのところは負けているところはなかったと思い
ます。」

1年生が相手との個々のぶつかり合いのところで掴んだ手応えはPR鶴川達彦選手も
「コンタクトの部分で帝京、東海に負けることはなかった。」と口を揃えます。

局面では戦えつつも試合結果としてはターゲットとする帝京大、東海大に完敗、
主将は視線を落とします。

「7月のトレーニングだったり、8月網走でやってきたことを出して結果を残そう
というテーマで取り組んだのですけど、このような結果になってしまって…。
Aチームの責任、4年生の責任でもあり、ボクの責任。」(FL加藤広人主将)

それでも顔を上げて続けます。

「まだまだ自分自身もチームとしても足りないものがたくさんある…一人一人が
練習でしている事をするだとか、根本のハードワークの部分だとか、基本的な
ちょっとしたところが出来てないと改めて思いました。しっかり目の色変えないと
いけないと思いますし、僕が体現できるように一番前でハードワークをして全員を
どんどん引っ張っていく。」(FL加藤広人主将)

網走合宿から菅平合宿とラグビー漬けの1ヶ月が終了、主将の決意新たに9月16日の
日本体育大戦から対抗戦が始まります。【鳥越裕貴】



25日、東海大CD戦終了後、山下大悟監督の言葉を聞き入る全部員。合宿を振り返り
「成長したというよりは自分たちの課題が見つかった合宿」(PR鶴川達彦選手)。

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