入部

8日、2017年度入部式が上井草グラウンドで行われました。島田陽一部長、大東和美
ROBクラブ会長に続いて挨拶に立った山下大悟監督は新入部員に向けて言葉を送ります。

「ここがスタート、これから一日一日、また自分と向き合う日々が続いていきます。
頑張っている、頑張っていないとかどうでもいいです。しっかりやりきって結果を
出してください。それだけを追い求めて一つ一つの勝負、しっかりと出し切ってください。
そうでなければあっという間に4年間終わります。必ず結果を出してください。
ここからが勝負、頑張って下さい!」(山下大悟監督)

続いて新入部員28名が一人ずつ決意表明、監督のエールに応えるようにそれぞれの
思いを大きな声に乗せて力強く宣言します。加藤広人新主将のキャプテンソロによる
部歌「北風」で締められて、式は滞りなく終了します。加藤組全メンバーが揃った
一日に主将は決意を改めて口にします。

「1年生が入ってきた事で、改めて4年生として自分が前に出ないといけないと
思いました。これからもしっかりと努力を惜しまないで日本一になる為に頑張って
いきたい。」(加藤広人主将)

真っ白なジャージに身を包んでワセダのラガーマンとしての第一歩を踏み出した
1年生は初々しく話します。

幼稚園でラグビーを始めた頃に見たワセダの優勝シーンが印象的だったと話すのは
古賀由教選手(東福岡出身)。

「五郎丸選手とか、僕らヒガシの先輩である豊田さん、有田さんの印象が強いです。
優勝して”荒ぶる”を歌っている権丈組とかそういうところが僕の頭の中にずっと
あります。”荒ぶる”を歌っている姿はワセダでしか許されない日本一格好良い
シーン。それを歌うために(ワセダに)来ました。」(古賀由教選手)

慶應義塾大のBKで活躍したお兄さんを持つ下川甲嗣選手(修猷館出身)は寮で
同部屋の一学年先輩である柴田徹選手から早くも刺激を受けます。

「元々ケイオーに憧れを持っていたのですけど、ワセダの素晴らしい環境に魅力を
感じワセダで日本一を狙いたいなと思いました。去年から試合に出ているFLの柴田
先輩は、身長はないのですけどハードワークが凄いと思ってました。部屋の中でも
補食とか、自己管理をしっかりされていて、そういうのが試合でも出てるのだなと
思いました。自分も早く体を大きくして、一年からアカクロを着て日本一を取れる
ようになりたいです。」(下川甲嗣選手)

2月から上井草寮で生活し、一足先に大学生活をスタートさせたルーキー戦士は
その雰囲気の良さに口を揃えます。

「部屋の先輩も、同じ部屋じゃない先輩も1年生に話しかけてくれるし、(学年に)
壁があるわけではなく、チームとして暮らしていける環境です。」(下川甲嗣選手)

「先輩とかも優しくて…。あとはしっかり伸びて、先輩達に追いつけるように
頑張ります。」(古賀由教選手)

昨年度は1年生がシーズン終盤主力として大活躍、加藤広人主将は今年も1年生に
のびのびやってもらえるような空気作りを意識します。

「寮に早く入ったコは喋る機会が多くて、仲良い後輩とかもいます。(入部式で
新たに加わった仲間の)顔を早くしっかり覚えて、くだらないこととかちょっと
したことを喋れる関係になりたいと思います。」(加藤広人主将)

満開の桜に包まれて、加藤組の2017年度シーズンがいよいよ始まります。【鳥越裕貴】



2017年度新入部員。選手25名、スタッフ3名の28名。兄弟揃ってのワセダラガーマンが
多いのも今年の特徴。

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